2017年08月16日
行 程
8月16日(水)
午前:東京駅集合、東北新幹線にて岩手県大槌町へ
午後:《大槌研修》語り部ガイド・グループディスカッション後、ホテルへ (釜石市泊)
8月17日(木)
午前:仮設住宅訪問・震災学習列車乗車
午後:東北新幹線にて東京へ、解散
7時56分発のはやぶさ101号で新花巻駅を目指します。
新花巻駅よりバスで大槌町に向かい、被災地研修が始まります。最初は大槌町のジオラマで被災当時の状況について説明を受けました。
大槌町の視察を終えて、本日の研修のメイン「グループディスカッション」に取り組みます。「他人事でなく自分事として考えてほしい」と言われた生徒たちは、与えられた3つのテーマについて熱心に話し合いを続けます。「災害現場で母親と子供の一方しか助けられないとき、どちらを助けるか」「壊れた防潮堤の再建する際、高さは従来通りとするか、より高いものにするか」「旧大槌町役場を保存するか解体するか」と、賛成・反対それぞれに根拠があるという答えがない問題に取り組むことの難しさを体感しました。
本日の宿「浜べの料理宿 宝来館」での夕食。料理宿とあるだけに、生徒たちは夕食に大満足。 |
夕食の後は宝来館女将の講演。東日本大震災当日の津波の映像を見て、震災の甚大さを改めて認識させられました。また、釜石の小中学校で行われている津波への心構えを始めとする防災教育や、震災復興への様々な取り組みについて話を伺い、防災への意識を高めた生徒たちでした。
夜のミーティング。明日の仮設住宅訪問での質問事項を考える生徒たち。
皆元気に朝食をいただきました。 |
小鎚仮設住宅団地 を訪れました。最初に集会所で震災後6年が過ぎた今も44世帯が入居しているとの説明を受けました。いまだに不自由な生活を送っていらっしゃる方を思うと胸が痛みましたが、この後に3世帯のお宅にお邪魔し話を伺っているうちに、お住いの皆さんの前向きな姿勢に元気をいただきました。 |
三陸鉄道南リアス線「震災学習列車」に乗車し、震災当日の運行や三陸鉄道復旧までの日々について話を伺いました。 |
恋し浜駅で途中下車。駅名に「恋」がつく駅は日本に4か所しかないとのこと。途中下車して記念撮影。
昼食は大船渡にある「オーシャンビューホテル丸森」でいただきました。
帰京の新幹線内では、今回の研修で気づいたこと、感じたこと、考えたことなどをレポートにまとめます。 |