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2009年2月14日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 立春号」&「四号館図書室 かわら版 第15号」発行中

「らいぶらりーNEWS 立春号」 & 「四号館図書室 かわら版 第15号」をそれぞれ発行しました。両図書室で配布しています。

寒さ残るなかにも、ふと感じる春の息吹。
―今回のニュースよりおススメの図書の一部を紹介―

本館図書室より

手軽・気楽に読める-短編・連作特集

『犯罪王カームジン あるいは世界一の大ぼら吹き』(933/カ) ジェラルド・カーシュ著 角川書店
彼はどんな物でも頂戴し、どんな人物でも騙しおおせる犯罪王、ただ彼の話が本当であればだが。カームジンの話す奇妙・奇抜・奇想天外な犯行は嘘か誠か。ちょっとした息抜きに胸すくカームジンの活躍を。

『退出ゲーム』(913.6/ハ) 初野晴著 角川書店
弱小吹奏楽部に所属する幼馴染のチカとハルタ。彼らの何の変哲もない高校生活に舞い込む、難事件の数々。文化祭直前に紛失した劇薬の行方・全面白のルー ビックキューブの答え・吹奏楽部対演劇部の即興劇対決・名だけ知られた誰も知らない色、変な事件は変な生徒と共に彼らのもとを訪れてくる。悩み多き青春、 4編の連作ミステリー。

『プルタークの物語』(913.6/ア/1・2) 阿刀田高著 潮出版社
ローマとギリシャの英雄たちを並べて語ったプルターク英雄伝こと「対比列伝」。古典的名著ですが登場人物は分かりにくいし、人間関係はややこしい。しか しそれも阿刀田流換骨奪胎によれば、英雄伝も地に足のついた人生劇場に。アレクサンドロス大王も、カエサルも、ローマ皇帝たちもすべからく人間、そんな人 間の生き方は数千年ぐらいじゃ変われない、肩肘張らず楽しめる22の人間物語。

知的好奇心を刺激する!!

『サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か』(404/カ) ミチオ・カク著 日本放送出版協会
“十分に進歩した科学技術は魔法と区別が付かない”とSF作家アーサー・C・クラークは言いました。そのように荒唐無稽と思われる技術にも根ざしている 科学や法則がある。しかもそれは我々の科学技術と距離はあるかもしれないけれど陸続きのはずです。瞬間移動や宇宙旅行やロボットそして未来予知まで、SF 世界のみと思われていた超技術について、一線の物理学者が実現の可能性を語っていきます。

『オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険』(140/ス) 鈴木光太郎著 新曜社
オオカミに育てられた子、サブリミナル効果など信憑性に関わらず信じられていることは多い。そのような迷信や誤信はどのように生み出され、信じられて いったのか。信じたいものほど人は簡単に信じ込む。人が気にするが故に陥りやすい「人間の営み」としての心理学のドラマを読み解く。

四号館図書室より

古の伝説が甦る!

『蓬莱洞の研究』(MB913/タ) 田中啓文著 講談社
古武道”独楽”の達人にして超大食いの少女「比夏留(ひかる)」は、ひょんなことから民俗学研究会に入部し、ちょっと変わった先輩たちと、龍が棲むとい う伝説の洞窟に探検に出かけることになったのだが・・・・! 伝説・怪異・謎解き・笑い・格闘・・・・!、あらゆるおもしろ要素が詰まった、傑作コミカ ル・ミステリー小説!

未来を予知する!

『SFはどこまで可能か?』(MB404/フ) 福江純著 扶桑社
タイムマシンの製作・不老不死薬の開発・恐竜の復活・スペースコロニーの建造・・・・。アニメや映画の世界でおなじみのこれらの技術は、いったいどこまで実現可能なのか?現代科学の理論と技術を総動員して、SF世界の最先端技術に挑戦する!

見えないけれど そこにいる!

『透明人間あらわる! 帝都少年少女探偵団ノート』(MB913/ク/4) 楠木誠一郎著 ジャイブ
透明人間が透明人間に刺されるという、前代未聞の事件発生!さらに、透明人間の集団が警視庁を占拠!果たしてこの怪事件は解決できるのか!
他にもたくさん新着図書が入ってきています。
また年度末の図書館整理において、図書室で定期購読している雑誌のバックナンバーの内で廃棄するものがあります。もし欲しい雑誌がある人がいたら、本館図書室までもらいに来てください。3/10まで司書室前に並べておきます。

季節が巡り、別れと出会いが交錯する時。
間近となった春の新しい出会いに踏み出していくべく、
様々な本とも出会って、自分を大きく成長させていってください。