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2010年2月9日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 立春号」&「中学図書室通信 BOOK TIME 09-5号」発行中

「らいぶらりーNEWS 立春号」 & 「中学図書室通信 BOOK TIME 09-5号」  をそれぞれ発行しました。両図書室で配布しています

寒さのうしろから、春の兆しが感じられる
ー今回発行のニュースよりおススメの図書の一部を紹介ー

本館図書館より

ふしぎな感覚、異なる認識をもつ人々のルポルタージュ

「僕は人生を巻き戻す」(936/マ) テリー・マーフィー著 文藝春秋
自身の行動が家族の死に関っていると信じ、時を巻き戻す儀式に強く囚われていく一人の青年。苦しみしか与えない強迫観念に伸ばされた信頼する医師と家族の手を取り、彼は内なる敵に立ち向かおうとする。強迫性障害を発症した青年が歩んだ苦難と克服の日々。

「音に色が見える世界」(B141/イ)岩崎純一著 PHP新書
ある音から青を感じ、ある文字からは赤を感ずる。一つの感覚が他の感覚とも混じりながら感じられる「共感覚」。共感覚者である著者の多くの実例と共に、日本人が古来よりもつとされる共感覚性を古典などから紐解き解説していく「共感覚」世界への案内。

科学の世界に飛び出す!

「ビヨンド・エジソン 12人の博士が見つめる未来」(402/サ) 最相葉月著 ポプラ社
今第一線で活躍する各分野の研究者が“科学”を目指すことになったルーツとは? ふと出会った“ふしぎ”は今に至るまでの原動力。12人の科学者に聞いた、科学への道程。

小説―面白かったらこんな作品もあります!

「小太郎の左腕」(913.6/ワ) 和田竜著 小学館
まだ群雄割拠前の戦国時代。一撃必中の鉄砲使いの少年と出会い奇妙な運命に翻弄される武者。少年の左腕から放たれる轟音が戦場を変えていく。手にした巨大な力は何をもたらすのか?
次に読むなら → 戦国時代の鉄砲使い 『尻啖え孫市』(91/シ)司馬遼太郎著 講談社文庫

「ヤッさん」(913.6/ハ) 原宏一著 双葉社
一見ホームレスには見えない角刈り頭の男。誰が呼んだか「銀座のヤス」。築地から高級料亭まで、都会の食事情の裏の裏まで知り尽くすヤッさんとその一番弟子タカが虚飾乱れる食の世界を駆ける。
次に読むなら → 凸凹師弟コンビの活躍 『孔雀狂想曲』(B913.6/キ)北森鴻著 集英社文庫

「午前零時のサンドリヨン」(913.6/ア)相沢沙呼著 東京創元社
窓の外をもの憂げに見る彼女には僕しか知らない魔法使いとしての顔がある。学校で起きた日常の謎を鮮やかな手品で解き明かしていく青春マジックミステリー。
次に読むなら → マジック&ミステリー 『幻惑の死と使途』(91/モ)森博嗣著 講談社文庫

四号館図書館より

最強のウイルス襲来!

「ホットゾーン」(MB936/プ) R・プレストン著 小学館文庫
致死率90%!恐怖の殺人ウイルス“エボラ”が、米国に出現!ワクチンも治療法も存在しないこのウイルスを撃退することはできるのか?!ホラー小説より怖ろしい戦慄のリアル・ドキュメント!

「復活の日」(M913/コ) 小松左京原作 新井リュウジ文 ポプラ社
宇宙空間で採取された脅威のウイルス“MM-88”が地上で大増殖を始めた!生き残ったのは、南極にいたわずかな人のみ!人類は恐るべきウイルスに征服された地球を取り戻すことができるのか?!

変幻自在!「ことば」の世界!

「日本人の知らない日本語」(M810/ヘ) 蛇蔵&海野凪子著 メディアファクトリー
ヤクザ映画で日本語覚えたフランス人マダム!武士語を話すスウェーデン少女!キャットフードを猫肉の缶詰と間違えて食べていた中国人青年!強力キャラ勢ぞろいの、かなり笑えて、ちょっと学べる日本語学校奮闘記!

平成のヘレン・ケラーは東大教授!

「ゆびさきの宇宙 福島智・盲ろうを生きて」(M289/イ)生井久美子著 岩波書店
目も見えず耳も聞こえない“全盲ろう者”でありながら、東大の教授になった男がいる!彼の名は「福島智」。無音漆黒の世界を生きる彼は、いかにして人と会話し、生活しているのか?人間の無限の可能性を教えてくれる、驚きと感動にあふれた一冊!
来年度定期購読雑誌のリクエストを募集しています。
2/20(土)までに
カウンター横リクエストポストに入れてください。

暦の上では春ながら、一番の寒さが続きます。
次の段階に思いを馳せ、新たに自分自身の世界を広げられる、
様々な本と出会っていってください。