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2013年2月13日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 立春号」&「中学図書館 BOOK TIME 12-5号」発行中

厳しい真冬の寒さが続く日々
春はいずこと待ち遠しい
中学・高校図書館からのおすすめの図書!

本館図書館より

タイムマシンにお願い! 時間をめぐる小説

「未来からのホットライン」 (93-ホ)J.P.ホーガン著 創元SF文庫
ある科学者が60秒前に6文字のメッセージを送れる機械を完成させた。仲間の科学者らと共に時間は遡れることを実証していく中、ついに彼らは過去を変え る実験を行うことになった。私たちの生きる“時間”の正体とは? そして過去を変えるとはどういうことなのか? 時間を巡るSFの傑作!

「七回死んだ男」 (91-ニ)西澤保彦著 講談社文庫
彼は今日も同じ場所で同じ時間に同じ人物の殺人事件に遭遇する。ループする時間にはまる体質を持つ少年が迷い込んだのはあろうことか殺人事件があった日。殺人は起きなかったことにするため、彼はその一日を繰り返す!異色のタイムループ・ミステリー。

人と動物の境の物語

「カマラとアマラの丘」 (913.6-ハ) 初野晴著 講談社
その廃墟となった遊園地では一人の墓守が待っている。そこはある理由を抱えた動物たちが静かに眠る墓所。今日も彼は訪れた理由ありペットと人間の物語を聞いては弔っていく。物言えぬ動物たちが伝えたい最後の言葉とは? 人と動物の悲しくも純粋な物語。

世界を語ることば

「非常時のことば 震災の後で」 (914.6-タ) 高橋源一郎著 朝日新聞出版社
あの日から世界は変わってしまった。誰もがそれをどうにか言葉にしようとする。けれども“ことばにできない”ことがあふれる現状を、私たちはどう言葉にしていけばよいのだろう? 古今東西の文章を引用しながら、震災後の時代を語れることばの在り方を考えていく。

今月の新書

「わかりあえないことから」 (B361-ヒ)平田オリザ著 講談社現代新書
世間巷で騒がれている“コミュニケーション能力”とは本当は何を求めているのだろう? 他人に思いを伝えることは演劇に似ていると、劇作家自らが携わってきたワークショップの実践を通して“伝えるためのちから”の本質について考えていく

四号館図書館より

世にも不思議な物語!

「デッドマン」 (M913-カ) 河合莞爾著 角川書店
頭・体・手・足…、人体の一部が欠損した死体が次々と発見された! しかも持ち去られた部位をつなげると、ちょうど一人の人間が完成する! 犯人はいったい何をしようとしているのか? 謎の連鎖が驚きの真実へと展開する、異色のミステリー小説!

「ラベルのない缶詰をめぐる冒険」 (M933-シ) A・シアラー著 竹書房
ラベルのついていない缶詰集めが趣味の変わった少年「ファーガスン」は、ある日、ものすごく軽い奇妙な缶詰と見つけた! そしてその中には驚くべきものが…! コミカルでちょっとホラーなミステリー!

奇妙な研究に燃える人々!

「TOKYO 0円ハウス生活」  (MB368-サ) 坂口恭平著 河出文庫
電気もテレビもカラオケまで完備し、あたたかく機能的で、しかも家も家具もすべて0円! このすばらしきホームレス住居ダンボールハウスに取りつかれた著者が、その魅力を隅々まで調べつくした、異色の面白研究書!

「ゼロからトースターを作ってみた」 (M500-ト) M・トウェイツ著 飛鳥新社
まったくの素人がゼロからトースターを作ることはできるのか? 鉱山で鉄を掘ることから始めて、加工から組み立てまでの全工程を一人でやって完成させた驚くべきトースターの姿とは…! 究極のモノづくりエンタメ本登場!

「地球20周! ふしぎ植物探検記」 (MN470-ヤ) 山口進著 PHPサイエンスワールド新書
世界一大きな花、世界一臭い花、絞め殺しの木、砂漠で千五百年も生きる草…、世界中の奇妙な植物を探し、調査撮影している冒険写真家のワイルドな探検記! ジャポニカ学習帳の表紙写真もこの著者の作品なんですよ!
冬の寒さは今が一番
ここを抜ければ春は訪れる
新たな日々に向け、胸に抱く一冊を見つけてください。