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2017年9月7日 図書館通信 共用棟図書館新装開館

共用棟図書館開館のお知らせ

共用棟に明中図書館が完成しました。9月7日より開館します。
 ○開館時間は基本 10:00~17:00 (土曜は~14:00までとなります)
          ※各時限休み時間も開館していますので利用できます。
 ○開館日・休館日は図書館入口と高校棟・中学棟にある図書館お知らせ掲示板の<開館カレンダー>を見てください。
 ○利用方法は従来と概ね一緒です。
   ・貸出は1人3冊と2週間、開館時間以外での返却は入口横の返却ポストへ
   ・図書館内への飲食物の持ち込みは禁止
   ・共用棟の利用は内履きで来るようにしてください
     ※中学棟との連絡通路完成まで、館内にはスリッパと靴を入れるための袋を用意してあります。
      土足で来てしまった生徒は履き替えて入館してください。その際自分の靴はきちんと管理してください。
 
※一部にまだ整理中のところがあります。利用方法や本の場所が分からないところなどはカウンターで聞いてください

図書館通信高校版<らいぶらりーNEWS>より、新たなる風を呼び込む、おすすめの本たち

本の力
『戦地の図書館』(019-マ) モリー・グプティル・マニング著 東京創元社
 戦場の中で兵士たちが、弾より、食料より、援軍より待ち焦がれたもの、それは一冊の“本”だった。第二次世界大戦時、アメリカ図書館界は国を挙げて世界各地で戦う兵士たちに本を届ける一大プロジェクトを行った。思想を統制することに盲信した枢軸国に対抗する史上最大の作戦、それらは戦場の狂気から人の心を守る盾となり、自由と尊厳を貫き通す弾丸となった。本はわれらを自由にする、知られざる図書館戦争。

『紙の動物園・もののあはれーケン・リュウ短編傑作集1・2』」(B933-リ-1・2)ケン・リュウ著 ハヤカワ文庫
 僕の傍らには母の折った折り紙の動物たちがいる。部屋に広がる紙の動物園が僕を見守り、ずっと孤独に寄り添い続けてくれていた。現実と幻想が鮮やかに混ざり合い、心に響く物語があなたの前に現れる。SFにファンタジーと、静かに染み渡る珠玉の短編集。
 

熱き男の生き様を読む!
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」(B913-マ-1・2)増田俊也著 新潮文庫
『昭和の巌流島』と呼ばれた試合で、史上最強の柔道家木村政彦は昭和の怪物力道山に聴衆の面前で完膚なきまでに叩きのめされた。果たしてあれは本気の勝負だったのか? 激動の時代に振り回された不世出の柔道家の人生を辿り、強さとは何かを探る。限りなく強く熱くそして哀しみを背負った一人の漢の生き様がよみがえる。


美しき絵で感じる和の美の世界
「水彩画で綴る大工道具物語」(583-ス)竹中大工道具館著 朝倉書店
 人はその手で道具を作り、そしてそれら道具を用い、さらなるものを作り上げる。一つ一つ異なる道具の姿は、それぞれが成すべき役目の違い。その形よりかもしだされる機能美はそれ自体が工芸品、その手許に美が宿る、水彩画で描かれた至極の大工道具図鑑。


今月の新書
「アレント入門」(N311-ナ)中山元著 ちくま新書
 この世に絶対的な悪などない、ただ凡庸で取るに足りない平凡が集まったときにもっとも醜悪なものが生まれている。だから誰も気付かず堪えず覚えず繰り返す。道徳とは公共とは思考とは、今再び脚光を浴びる政治哲学者、混迷の現代世界を考える示唆にとんだハンナ・アレントの思索を読み解く入門書。

図書館通信中学版<Book Time>より、すごい未来がやってくる!~おすすめ新着本情報~

人間を超える人工知能、汚染地帯を疾走するロボット、電脳空間に潜む犯罪者、街を破壊する巨大宇宙怪獣…。本の中の未来は、予想以上にデンジャラスです!
秋のイチオシはコレ!
「電王」(Y913-タ)高嶋哲夫著 幻冬舎
 一緒に将棋を好きになりプロを目指して切磋琢磨した二人の少年は、やがて大人になり、一人は最強の棋士に、もう一人は人工知能の世界的権威になった。そして…、長き時を超えて将棋〈電王戦〉で運命の再開をはたす! 天才対AI。勝つのはどっちだ?!
 
日本壊滅?
「錆びた太陽」(Y913-オ)恩田陸著 朝日新聞出版
 死者の復活、猫の巨大化、ロボットの失踪、謎の建造物の出現…、原発事故の立入禁止区域内で次々と起こる奇怪な事件の裏には何があるのか? 国税庁のおとぼけ官僚と7体のロボットが日本の危機に立ち向かう、近未来コメディSF小説!
  
怪獣暴走!
「ラモックス ザ・スタービースト」(YB933-ハ)ロバート・A・ハインライン著 創元SF文庫
 僕の家のペットは鉄を食べると巨大化する八本足の巨大宇宙怪獣だ。しかしある日、この怪獣がお腹を空かせて街に出てしまい地球存亡の危機に! かわいい宇宙怪獣が暴走する、爆笑SF小説!
 

そんなものまで食べちゃうの?!
「世界のへんな肉」(Y596-シ)白石あずさ著 新潮社
 アルマジロ・ヨロイナマズ・イグアナ・ビーバー・カブトガニ…、食おうと思えば何でも食える! ビックリ世界食肉紀行!

「ゲッチョ先生の野菜探検記」(Y626-モ)盛口満著 木魂社
 テントウムシにワサビを塗ると死ぬ! パクチーの香りはカメムシと同じ! イチゴは実は野菜! 知られざる野菜の真実教えます!

本を読むは特別なことにあらず、「知らないことを知る」ための人としての基本的な活動
人が万物への興味をなくさない限り、本は人と共に在り続ける。
知の始まりはあなたの前に、そしてどこまでも遠く深く高く広がり続ける。
新たな世界を広げる道具<ツール>として、この新しい図書館を活用して欲しいと思います。