高１　移動教室

　夏休みの初め、高校１年生は、Ａ組からＥ組を第１団、Ｆ組からＩ組を第２団として、それぞれ３泊４日の日程で移動教室を行いました。場所は中野学園の林間施設である「岳明寮」です。長野県諏訪郡原村の、標高１，２５０ｍの高地にあります。朝夕は大変涼しい好環境のもと、自然に親しみ、クラス・学年の親睦を深めました。行事として、長野市松代町での班別自主見学、竹細工作り、球技大会、室内競技を行いました。松代での班別自主見学では、真田家ゆかりの地のほか旧日本軍が築いた松代大本営予定地跡などの見学もしました。これは、高校２年での修学旅行（長崎・沖縄）につながる平和教育の一環として企画されたものです。

　　高校１年は９クラスありますので、二つの団に分かれて行きました。Ａ〜Ｅ組は第１団として、下記の日程で行いました。

　　岳明寮での生活を写真でご紹介します。

バスに乗り込み、いよいよ出発です。		３泊４日お世話になる岳明寮。中野学園の施設です。		中庭に集合して開寮式です。寮の方にご挨拶し諸注意の伝達。土曜日で道が混んでいたので少しぐったりしています。
昼食の準備です。準備と片付けは、食事当番が自分達で行います。高校生にもなると、あまり細かく指示しなくても自分で考えて行動できるようになります。		食事は現地の高原野菜をふんだんに使ったものです。ハンバーグやエビフライなど、生徒達が好むメニューが中心です。		お替わりもたっぷりあります。
初日の行事（？）は布団運びです。貸し布団を利用しますが、入れ替えのために自分達で運びます。 「おっとっと、前が見えない。」		自由時間には球技大会に備えて、広いグラウンドで思い切り練習する生徒もいました。		夜の班長会議。翌日の班別自主見学に向けて最後の確認です。 先生曰く「事故のないよう、また、見学がしっかり出来るように、指示を聞き漏らさないこと。」

２日目。６：００起床で、６：３０グラウンド集合。ラジオ体操とグラウンドの散策で目を覚まします。		２日目は、この移動教室最大の行事である松代班別自主見学が行われました。長野県長野市松代町の史跡を班別行動で見学します。 １０：５０に「おぎのや」で早めの昼食を取りました。有名な釜飯です。		真田氏の残した宝物を収める真田宝物館で団体券を受け取り、自分たちの決めたコースに従って見学します。
自主見学の場所として松代町を選んだ大きな理由は、太平洋戦争中日本軍が築いた松代大本営予定地の遺跡を見学することです。高校２年生で行う修学旅行での平和教育（長崎・沖縄）と関連して、戦争と平和について考えるのが目的です。全員が象山の地下に築かれた地下壕を見学しました。（実際は３か所で１０ｋｍ以上掘られましたが、見学できるのは１か所の５００ｍほどと、ほんの一部です。）多くの人々の犠牲を払って掘られた巨大な地下壕、この中に日本の中枢機能を移してまで戦い抜こうとした発想とは。生徒達も神妙な面持ちで見学していました。		夜は室内競技が行われました。将棋、囲碁、オセロ、連珠（五目並べ）の４競技で優勝を争います。囲碁は、先生の手ほどきを受けながら、初心者も挑戦しました。		夜食のうどんを楽しむ生徒たちもいます。

３日目午前中の行事は竹細工作りです。踏み竹のような簡単な物から、花器や水鉄砲などの難しい物まで、いろいろな細工を作りました。		「おーい、ちょっとそこ持ってて。」		優秀作品です。
午後は球技大会です。ドッジボール、ソフトボール、卓球の３種目で優勝を争います。ドッジボールはＣ組が見事優勝しました。		ソフトボールは野球部員と元野球部員の多かった、強豪Ｅaチームが優勝しました。		最後の夜は、室内競技と球技大会の表彰式です。各種目３位以上の生徒・チームに賞品が手渡されました。