中1〜高3 スケート講習

 12月23日(月)から26日(木)まで、栃木県日光市霧降高原スケートリンク“アーデル霧降”において、冬休み恒例のスケート講習が実施されました。この行事は希望者を募って行われるもので、今年度は中学1年生10名、中学2年生2名、中学3年生5名、高校1年生11名、高校2年生1名、高校3年生6名の合計34名が参加しました。スケートの技術指導は、引率教員はもとより、本校のスケート部の部員があたり、学年・学級を越えた生徒同士の親睦を深めることができました。さらに、行事初日には日光江戸村に、行事最終日には日光東照宮・輪王寺を訪れ、それぞれの生徒が自由に見学を楽しみました。

 4日間のおおよその日程は以下のとおりです。


第 1 日
12/23(月)
第 2 日
12/24(火)
第 3 日
12/25(水)
第 4 日
12/26(木)


集 合(7:30) 起 床 起 床 起 床


移 動
(東武特急)
朝 食 朝 食 朝 食


講 習
(9:45〜12:00)
講 習
(9:45〜12:00)
ホテル出発
日光東照宮・輪王寺
見学
10

11

日光江戸村到着
見学・昼食
昼 食
12

昼 食 昼 食 移 動
(東武特急)
13

ホテル到着 講 習
(13:00〜16:00)
講 習
(13:00〜16:00)
14



解 散
15

講 習
(15:00〜16:30)


16





17

入 浴
自由時間
入 浴
自由時間
入 浴
自由時間
18

夕 食 夕 食 夕 食
19

自由時間 自由時間 自由時間
20

21

22

就 寝 就 寝 就 寝


スケート講習 01 スケート講習 02
初日、日光江戸村に到着。高校3年生は最後のスケート講習です。なかには全回出席者も。


日光江戸村にて各自、自由見学。初日の昼食は、この江戸村で持参したお弁当をいただきました。


スケート講習 03
スケート講習 04
スケート講習 05
スケート講習 06
いよいよ氷上練習開始。初めて参加する生徒は「スケートメイト」でバランスの取り方を身につけます。


スケートメイトを利用しての氷上練習。押している側も、押されている側も楽しそうです。


スケート講習 07 スケート講習 08
スケート講習 09
中2・中3の合同写真。今まで見ず知らずだった生徒たちも、講習ですっかりうちとけ、仲良くなりました。


さすがはスケート部員、氷上での滑走が非常に軽やかです。初心者の技術指導には彼らスケート部員があたってくれました。


スケート講習 10 スケート講習 11
スケート講習 12
宿泊した東観荘の夕食はボリュームたっぷり。氷上練習で疲れた生徒たちも、味・量ともに大満足でした。


氷上練習2、3日目になると見違えるほど上手になります。生徒たちの上達の早さには本当に驚かされます。


スケート講習 13
スケート講習 14
スケート講習 15
スケート講習 16
寒さも忘れて、スケートを楽しむ生徒たち。


最終日、旅館から歩いて移動し、日光東照宮と輪王寺を参拝。スケート講習という行事と今年1年の締めくくりです。


スケート講習 17 スケート講習 18
東照宮「鳴き竜」前で今年の締めくくり。


輪王寺前で、スケート講習参加者全員で集合写真。


スケート講習の魅力 高校3年 O.K

 12月23日、みんなが冬休みに入ったばかりのその日、私は浅草駅にいた。そう、この日はスケート講習の1日目。これから3泊4日の旅に出かけるのだ。「旅」といっても、参加するのは今年で5回目。すっかり見慣れた場所に行く年中行事みたいなものだ。浅草を出発して、まず向かったところは日光江戸村だった。この日はあいにくの曇り空。気温も決して高くないなか、もう5回目になる江戸村で特にすることもなく、「早くスケートをしたいな」と思いながら歩き回って時間をつぶした。
 これからお世話になる旅館に到着し、一息ついたらお待ちかねのスケートだ。旅館にほど近い屋外のスケートリンクまで送迎バスで送ってもらう。その車中「よし、滑るぞ」という気持ちの他に少し不安な気持ちもあった。昨年、スケート講習に来ていなくて、これが実に2年ぶりのスケート。しっかり滑ることができるだろうか。そんな不安が晴れぬまま、バスはスケートリンクに到着した。見慣れた景色、スケートリンクであるとはいえ、2年ぶりの氷上滑走に緊張を覚えずにはいられなかった。意を決して氷の上に立ってみる。するとやはり、体は覚えているのだろうか、自分が思っていた以上にスムーズに滑ることができた。1日目ということもあって、この日はコツを取り戻す程度に滑った。
 2日目はスケートリンクの開く10時に現地到着。思う存分滑ろうと思っていたが、この日は折悪く他の高校も団体で来ており、リンクは人でいっぱい。思い切り滑ることができず残念だった。
 3日目、この日はスケートができる最終日。スケートリンクに到着すると、そこには、まだ誰も滑っていないまっさらな氷があり、あたかも鏡のように光を反射させていた。3日目ともなると自分も以前来たとき以上にうまく滑れるようになったし、今回スケートが初めての人でさえスイスイ滑れるようになっていた。I先生は、毎年のようにこの行事に参加しておられるだけに滑るのがとても上手かったし、O先生は、休み休みながらだけれども大変に楽しそうに滑っていらした。私は、「今回で最後だから精一杯滑っていこう」と思いながらI先生の後ろを滑っていった。数周もすると、I先生と自分との差はみるみると広がってしまい、ついて行くのは困難だった。
 今思えば、なぜスケート講習に毎年のように参加したのだろうか。スケートが楽しいから、みんなとゲームができるから、それだけだったのだろうか。いや、そこには集団生活の楽しさがあったと思う。みんなで滑って、食事をして、友だちと遊んで話をして、寝る。これが楽しいのだ。やはり「みんなで」滑った方が楽しいのだ。また、毎年参加すると、おなじみの友だちや先生もいるし、今までは参加していなかった友だち、先生とも新たに親しくなれることも楽しみだ。 私のスケート講習は今年で終わると思うと、少し悲しい気分になるが、この行事は本当によい思い出として残っている。



スケート講習に参加して  中学1年 D.M

 僕は今までスケートをしたことがないので、講習の知らせを聞いたとき、「ぜひやってみたいな」と思っていました。スケート講習初日には日光江戸村に行き、いろいろなところをまわり、とても楽しかったです。そして、その日の午後、初めてスケートリンクの上に立ちました。最初は立ち上がることすらできませんでした。しかし、スケートメイトという乗り物(?)を使い、練習していくうちにだんだん滑れるようになりました。試しにスケートメイトにつかまらずに滑ってみると、勢いよくどんどん進みましたが、よく考えてみると止まり方を知らなかったため、ズデンと転んでしまいました。
 その夜、僕は部屋で友だちとテレビを見ていて、あまりのおもしろさにひっくり返り、頭をケガしてしまいました。結局、そのケガは何ともなく、2日目の午後から滑れるようになりました。
 その後は、先生にスケートのいろいろな技術を教わって、何とか転ばずに滑れるようになりました。最終日には前進やブレーキなどができるようになりました。
 このスケート講習に参加して、最初は自分が滑れるようになるのか心配でしたが、先生方に教えてもらいながら、ブレーキもできるようになり、うれしいです。さらにスケートだけでなく、生活面などにおいても学ぶことがたくさんあったので、とてもよい講習でした。できたら来年も参加したいです。そのときは細心の注意を払って、ケガのないようにしたいです。