中2・3 「総合的な学習」特別講演会


  6月22日(土)の4校時、本校講堂において、中学2年生・3年生を対象とした「総合的な学習」特別講演会が実施されました。中学校において今年度よりスタートした新学習指導要領で話題となっている「総合的な学習」は、設定されたテーマにしたがった生徒自身の探究活動や体験学習を重視することで、「生きる力」を養うことを目的としています。今回の講演会はその目的に沿うように、理科分野での授業展開の1コマとして企画されました。
  講師として、南極観測隊に夏・冬・外国隊を通じて6回参加されている神田啓史氏をお招きし、「南極の自然」という演題のもと、中学2年生・3年生の理科における、テーマ「環境」の学習の一環としてお話を伺いました。


【講 師】  神 田 啓 史 氏

 広島大学大学院理学研究科博士課程修了 理学博士 「植物分類学」専攻
 日本蘚苔類学会会長
 国立極地研究所教授、総合研究大学院大学極域科学専攻教授(併任)
 第37次南極観測隊副隊長(夏隊) 夏・冬・外国隊を通じて6回南極観測に参加



「総合的な学習」特別講演会02
「総合的な学習」特別講演会01
 「地下3000mまで掘って氷床の氷を採取すると、100万年前の地球の環境が分かる。」とお話しになった神田先生。日常の時間の流れとは、別次元のお話を伺いました。


「総合的な学習」特別講演会03 「総合的な学習」特別講演会04
 講演会の初めに『南極観測 1997』というビデオが上映され、観測の様子の説明を受けた生徒たち。「地球の温暖化」「オゾン層の状態」「南極の動植物」などについて、教科書では学べない、「生きた」情報を得ることができました。