明大生田校舎見学会(高2)

 11月13日に明治大学生田校舎において「理工学部公開授業・見学会、農学部見学会」が実施されました。高校2年の理系クラスの生徒149名と高校3年の6名が参加したこの見学会は、進路決定の一助となることを目的に、毎年実施されています。高校生にとって、なかなか具体的なイメージを抱きがたい大学を自分の目で見て確かめられる機会があることは、付属校ならではのメリットでしょう。高校とは違う雰囲気をもつ大学のキャンパスに触れたことで、生徒の皆さんの好奇心は大いに刺激されたようです。

ikuta1 学部の説明

 理工学部と農学部に分かれて集合した生徒は、最初に学部の説明を受けます。学部の特色やカリキュラム、学科の説明などが詳しく説明されました。高校の教室には見当たらない大教室での生徒の姿は「神妙」そのもの。皆さん真剣に話を聞いていました。この見学会は兄弟校である明大中野八王子高校と合同で企画されているので、女子生徒の姿も見られます。
 
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ikuta3 施設見学
  −ヘリウム液化室


 マイナス196℃の世界を見せてくださった理工学部の三浦先生。手に持っていらっしゃる容器には液体窒素が入っています。足元に落ちていた木の葉をこの容器に入れると…あっという間に“冷凍”木の葉の出来上がり。軽妙なお話に加え、目の前で見せられた実験に興味津々の生徒の皆さんでした。
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  −工作工場


 大型旋盤を備えた工作工場は、大学というより名前のとおり“工場”です。当日は学生の皆さんが実習している最中におじゃましました。この写真の工作機械の脇で、コンピュータ制御によるハイテク機器で実習をしている学生の皆さんがいらっしゃいました。
ikuta5 実験見学
  −農芸化学実験


 農学部の見学会は、実験見学と農業経済学科の講義の聴講が選べました。実験室に連れられた生徒の皆さんは、黒板を使ったいきなりの講義に当惑気味ながらも、「化学の実験には高校での基礎学力が不可欠」という加藤先生(農芸化学科)の話の意図を汲み取り、真剣に聞いていました。
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−生命機能・感性研究室T


 原子炉の緊急事態を想定し、異常事態下でも活動ができるロボットを研究している研究室での1コマ。ロボットに興味があったのでしょう、グループでの見学を終えた後、熱心に質問をしている生徒がいました。高校生が大学の先生に一対一で質問をする機会があるのも、この見学会の特色です。