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2007年2月19日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 新春号」発行

「らいぶらりーNEWS 新春号」を発行しました。各学級で配布しましたので読んでください。図書館でも配布しています。(以下、一部抜粋。)

図書案内

「長いお別れ」(93/チ) レイモンド・チャンドラー著 早川文庫

私立探偵フィリップ・マーロウが酒場で出会った男テリー・レノッ クス。彼と意気投合したマーロウは彼へ妻殺しの嫌疑がかかると、彼の無実を信じ逃 亡の手助けをする。彼を疑わなかったマーロウだったが、事件は自分の罪を告白したテリーの遺書の発見により終わりを迎える。そしてマーロウにも一通の封書 が届く。それはテリーから全てを忘れてくれと書かれた手紙と一枚の五千ドル札、マーロウにおいてもこの事件は終わったはずだった。しかし新たな依頼を進め るうちに現れてくる事件の真実の姿、マーロウは今一度彼と関わることになる。終わった事件から始まる一つの物語。淡々と進む乾いた独白、ハードボイルド。 男同士の出会い、友情、そして永遠の別れ。※この作品は近日中に村上春樹が「ロング・グッドバイ」として訳すことで話題の一冊です。


「精霊の守り人」(913.6/ウ) 上橋菜穂子著 偕成社

腕の立つ女用心棒バルサが助けた一人の少年、彼は新ヨゴ皇国第二皇子チャグム、得体の知れないものをその身に宿すが故に命を狙われていた。その彼 を生涯にわたって守り通すことを依頼されたバルサは帝からの刺客と彼の内に秘められた力を狙う妖の二つから彼を守ることになった。追手から逃れる旅を続け る内に明らかになるチャグムの内に宿るものの正体、それはこちら側の世界からは見えぬもう一つの世界の精霊の“卵”。二つの世界が交叉する点として定めら れてしまった少年と戦いの中に生きていた女用心棒、二人の出会いとそれぞれの成長と戦いを描く東洋系ファンタジー「守り人」シリーズ第一作。