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2007年7月20日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 小暑号」発行 & 夏休み貸し出し中

「らいぶらりーNEWS 小暑号」を発行しました。各学級に配布し、また図書室でも配布しています。また夏休み貸し出しも始めていますので、読書でも夏の楽しいひと時を過ごしてください。

今回の「らいぶらりーNEWS」よりおススメ図書の案内

ミステリー

「リヴァイアサン号殺人事件」 (983/ア) ボリス・アクーニン著 岩波書店
時は19世紀、パリで大富豪 が怪死をとげた。そこに残された唯一の手掛かりが指し示すのは豪華客船リヴァイアサン号。それぞれいわくありげな乗客たち、 そしてちらつく消えた秘宝の影。日本赴任の途上に偶然その船へと乗り合わせた若きロシア外交官ファンドーリンがこの事件に挑む。

「アキレス将軍殺人事件」 (983/ア) ボリス・アクーニン著 岩波書店
日本赴任から数年ぶりにモスクワへと帰国したファンドーリン。しかし彼を待ち受けていたのは国民的英雄アキレス将軍の突然死のニュースだった。調査を進めるうちに明らかになる不審な状況、そして浮かぶ暗殺者の影。権力闘争渦巻く深き闇にファンドーリンが立ち向かう。

ホラー

「ラヴクラフト全集1~7」(93/ラ/1~7) H.P.ラヴクラフト著 創元推理文庫
うらぶれた漁村イン スマス、邪教を崇拝する不気味な村に偶然訪れた青年が出会う恐怖の真実“インスマスを覆う影”。不気味な冥王星からの使者に脅かされ る“闇に囁くもの”。太古より眠り続ける邪神の目覚めの時を書く“クトゥルフの呼び声”。精神を交換する高等生物と入れ替わられ、過去からはるか未来まで 見てきた大学教授が体験した出来事“時間からの影“。祖先のことを調べるうちに黒魔術に傾倒し破滅する“チャールズ・デクスター・ウォードの奇怪な事 件”。怪しい魔導書とそれを求める化け物たちとの対決“ダニッチの怪”。人類よりはるか以前に繁栄していた「古のもの」の衰亡を書く“狂気山脈にて”。人 間など広大な宇宙ではちっぽけな存在に過ぎない宇宙的恐怖(コズミックホラー)「クトゥルフ神話」。アメリカ怪奇文学の旗手ラヴクラフトが創り上げた暗黒 神話の世界。暑い夏の一時、背筋も凍る異界をのぞいてみては・・・・。

ノンフィクション

「脳のなかの幽霊」(491.3/ラ) V.S.ラマチャンドラン著 角川書店
事 故などで失った手足をいまだ“ある”と感じ、痛みを感じる「幻肢」。そのほかにも本当の手を他人の手のように思い込む人や実の親を他人のように感じて しまう人など、医学上の不思議な事例の数々には未だ多くが解明されていない“頭のなか”が深く関わっている。そんな様々な脳と意識に関する数々の事例を一 つ一つ実証研究から考えていく。一番近くて最も遠い自分のもの、「脳」と「意識」を分かりやすく巡る一冊。

そのほかの新着図書でおススメの一冊

「アヒルと鴨のコインロッカー」(913.6/イ) 伊坂幸太郎著 東京創元社
「一緒に本屋を襲わないか」、それが引っ越してすぐに掛けられた隣人からの一声。同じアパートに住む外国人のために「広辞苑」を奪ってこようという奇妙 な提案。難色を示していた僕なのに気づけば本屋の裏口に立っている。しかし奪われてきた辞書は「広辞林」だった・・・。不思議な隣人、かってのある事件、 断片がはまりあって明らかになる本当の物語。洒脱な会話と社会の歪さへの静かな怒りを秘めた、大きな違いなどないアヒルと鴨たちの話。
ほかにもいろいろ新着図書が入ってきていますのでいろいろ探してみてください。