2010年11月15日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 冬至号」＆「中学図書館 BOOK TIME 10-4号」発行中

「らいぶらりーNEWS　冬至号」　＆「中学図書室通信　BOOKTIME　１０－４号」をそれぞれ発行しました。両図書室で配布しています。

冬の訪れを少しずつ感じ始めた今日この頃
―今回発行のニュースよりおススメの図書の一部を紹介―

アヤシイ話の歴史―科学的に疑うこととは？
「奇妙な論理」　（B404/ガ/1･2）マーティン・ガードナー著　ハヤカワ文庫
「なぜ人はニセ科学を信じるのか」　（Ｂ404/シ1･2）マイクル・シャーマー著　ハヤカワ文庫
「悪霊にさいなまれる世界」　（Ｂ404/セ/1･2）カール・セーガン著　ハヤカワ文庫
ＵＦＯ・幽霊・予知予言、超能力に超古代、胡散臭い超科学や陰謀論等々、世間巷に溢れるアヤシイ話に惑わされないためには？　懐疑と科学的思考法の大切さを説き続ける基本図書。

各分野を詳しく知りたい人へ

「代替医療のトリック」　（492/シ）サイモン・シン、エツァート・エルンスト著　新潮社
ホメオパシーに代表される新たに出現した医療法は弱きを騙すトリック（でたらめ）か、それとも期待のトリートメント(治療法)なのか？「フェルマーの最終定理」の著者が巷を騒がす代替医療の真実の姿に迫る。

「幻想の古代史」　（209/フ/1・2）ケネス・フィーダー著　楽工社
現代の理想が作り上げた望みの過去―捏造された人類の祖先、創作された超古代文明など、世紀の大発見には常に誰かの“嘘”がまぎれこむ。幻は求めるものを人に見せる。再び陥らないために知る幻想の歴史。

「始祖鳥記」　（91/イ）飯島和一著　小学館文庫
江戸時代に人が空を飛ぶ！　政治は腐敗し、天災と飢饉に苦しむ江戸天明期。そんな閉塞した暗い時代の中で自分の心のままに生きた男がいた。江戸時代に空を飛んだ男として実在した表具師の幸吉。一人の男の空を目指す姿は、暗い世相を明るく照らし、人々を勇気付けていく！

「家なき鳥、星をこえる　プラネテス」　（913.6/ト）常盤陽著　講談社　
砂漠から父と見上げた星空に抱いた夢。宇宙へ行きたかった願いは、宇宙開発のテロリストとして銃を握ることではなかったはずだった・・・。人類の宇宙開発が進む未来をリアルに描いた漫画の外伝小説。宇宙の広大さは様々な人生を惑わせる。もう一人の惑い人の物語。

「コロヨシ！！」　（M913/ ミ）三崎亜紀著　角川書店
２０XX年、日本では〈掃除〉スポーツとして独自の進化を遂げて行われていた！長物と呼ばれる道具を使って、ゴミをすばやく回収する技術の美しさを競う競技〈掃除〉に青春のすべてをかけた、熱き高校生たちの物語！

「ペンギン・ハイウェイ」　（M913/モ）森見登美彦著　角川書店
ある日街に大量のペンギンが出現！それに続いてペンギンを生み出すお姉さん・浮遊する球体・ペンギンを食べる怪獣などなど、奇妙なものが続々と出現し始める！研究好きの少年アオヤマ君は、この怪事件の解決に乗り出すのだが・・・！

「ドゥームズディ・ブック」　（MB933/ウ/１・２）コニー・ウイリス著　ハヤカワ文庫
時間旅行が可能になった近未来。女子大生の「キブリン」は、研究のために十四世紀へと旅立った。しかしその直後、大学で原因不明の伝染病が発生！キヴリンは過去に置き去りにされてしまった！果たして彼女の運命は！

「大阪は踊る！」　（M913/タ）高遠響著　アルファポリス
道頓堀に石油が湧いた！商魂たくましい大阪人たちは、油田開発をめぐり国と衝突！自衛隊VS大阪のおばちゃん！勝つのはどっちだ！

１２月２日（木）貸し出しより、冬休み貸し出しとなります。
返却期限は１月１３日（木）です。

残暑が続いていたかと思えば、急激に気温が下がる今日この頃。
季節の移り変わりが極端で、ちょっとおかしな今年の陽気。
体には気をつけ、もうひと踏ん張りの年末近く、
傍らに読書の安らぎを。