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2011年11月18日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 立冬号」&「中学図書館 BOOK TIME 11-4号」発行中

「らいぶらりーNEWS 立冬号」 & 「中学図書館 BOOK TIME 11-4号」発行中! 両図書室で配布しています。

寒風吹きすさぶ、冬の訪れを感じるころ
―今回発行のニュースよりおススメの一部を紹介―

本館図書館より

何かをつくることの楽しさ、ものづくりの真髄に触れる本!!

「魂の駆動体」 (91/カ) 神林長平著 ハヤカワ文庫
人間が意識だけでも生きていくことができるようになった近未来、そんな時代の状況に反して、二人の男は形を持った、“もの”としての理想の車をつくろう と日々企み、計画していた。そして一方はるか遠い未来の世界に生きる有翼人たちは、かって地球を生きていた人類と言うものを研究するため、遺跡から人類が 車と呼んでいた機械の設計図を発掘していた。遠く隔たる世界が一台の“クルマ”を通じて重なりあう。人はなぜものをつくるのかを問いかける、技術系SF。

世にも奇妙な?物語

「この世の涯てまで、よろしく」(943/キ)フレドゥン・キアンプール著 東京創元社
ピアニスト、アルトゥアは突然50年後の現代に蘇った。幽霊だけど肉体を持つ彼は偶然出会った一癖も二癖もある変わった音楽学校の生徒たちと知り合い、 彼らの世話になることになる。そして同じように蘇っていた親友とも再会し、よく分からないまま休暇のように再びのこの世を過ごしていく。けれども周囲に怪 しい影が出没し、とうとう殺人事件まで起こった時、彼らの忘れていた過去、そしてなぜこの世に蘇ったのかの謎へつながっていく。芸術と戦争、この世の涯て に忘れてきた心残りと再び出会うためのファンタジック・ミステリー。 

いろんな世界をのぞいてみよう!-ノンフィクションを読む!-

「すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理学の最前線」 (429/タ) 多田将著 イーストプレス
物理法則が変わるかもしれないと最近話題の素粒子物理学。実は日本はその分野の最先端にいます。巨大な実験施設はどんな実験を行い、何を探っているのか? 世界を変えていくかもしれない科学の最前線を誰にでも分かりやすく案内します。

「これが見納め」 (480/ア) ダグラス・アダムス、マーク・カーワティン著 みすず書房
「銀河ヒッチハイク・ガイド」で有名なSF作家と動物学者が、もう見られなくなりそうな絶滅寸前の動物を見に行こうと旅に出た。人間の都合で滅びの淵に立 たされた動物を見るため、同じように人間に振り回され巡る珍道中。ちょっとシニカルにユーモアを交えて動物保護を語るドタバタ絶滅危惧動物探訪記。

四号館図書館より

ちょっと変わった名探偵!

「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」(MB913/ア) 天野頌子著 ポプラ文庫ピュアフル
ニセ陰陽師の正体を暴いたことがきっかけで、占い処「陰陽屋」のアルバイトをすることになった中学生「瞬太」は、実は人間に化けた〈妖狐〉だった! イケメン陰陽師と落ちこぼれ妖狐のへっぽこコンビが謎を追う、ほのぼのミステリー!

映画の原作&ノベライズを読もう!

「猿の惑星」(MB953/ブ)ピエール・ブール著 創元推理文庫
西暦2500年、惑星探査に向かった宇宙船がたどり着いたのは、なんと猿たちが支配する星だった! そしてその星では、人間が動物園で飼育されていた! この星はいったい何のか? 歴史的名作映画の原作小説!

氷雪世界の大冒険!

「雪男は向こうからやって来た」(M292/カ)角幡唯介著 集英社
その存在を全く信じていないのに、友人に頼まれて、雪男捜索隊に参加することになってしまった著者! しかし、ヒマラヤの雪山で、思いもよらぬ出会いと発見が彼を待っていた!

この本に注目!―生きるために人間はここまでやれる!

「127時間」(MB936/ラ)A.ラルストン著 小学館文庫
誰も訪れることのない辺境の地で、巨大な岩に手を挟まれ、身動きがとれなくなってしまった一人の悲惨な男。それがこの本の主人公「アーロン」である。岩 を砕く道具も食糧もない、絶体絶命の状況から生還するため、彼がとった究極の解決法とは?生きることへの強い執着と、強靭な精神を持った一人の男の感動の 実話!
ふと気がつけば、今年もあと一月とちょっと。
少しずつ冬の足音を感じる中で、
寒さ吹き飛ばす、力のある一冊に出会い、
次の年への大きな弾みにしていきましょう。