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2013年10月18日 図書館通信 「らいぶらりーNEWS 秋分号」&「中学図書館 BOOK TIME 号外」発行中

秋が深まる中に読みたい
読書の秋の「お薦めの図書」の紹介

本館図書館より

やっぱり読書の秋!!

「源氏物語を知っていますか」 (913-ア)阿刀田高著 新潮社
 全54帖にて絢爛豪華に繰り広げられる一大王朝恋愛絵巻「源氏物語」。長大な物語に尻込みしていた人のためにこの人が代わりに読んでくれました。阿刀田流のざっくばらんな語り口から源氏物語に触れるはじめてに最適な一冊。

「移民の宴」 (383-タ)高野秀行著 講談社
 日本に住む外国人が日々食べるのは故郷の伝統料理かそれとも日本食?日本各地の外国人コミュニティに飛び込みついでにごはんをごちそうになってくる! 隣の国の人は何喰うものぞ、比較“ごはん”文化ルポ

「TOKYOオリンピック物語」 (780-ノ)野地秩嘉著 小学館
 1964年10月、アジア初のオリンピックの裏側では世界に先駆けた様々な技術が投入されていた。案内表示・中継・選手村の衣食住など当事者たちが振り返る挑戦の記録、東京オリンピック運営のプロジェクトX。

これからの社会を考える本と今月の新書

「絶望の国の幸福な若者たち」  (367-フ)古市憲寿著 講談社
広がる格差、先行きの見えない不安、それでも今の若者たちは“幸せ”だ。老人たちが勝手に括る若者論の空虚さ、デモに参加する若者たちに著者が肉薄して感じた彼らの心の内とは? 今日本が抱える本当の歪みを見る。

「社会を変えるには」 (N309-オ)小熊英二著 講談社現代新書
人々は“今”を変えるための行動を始めた。過去私たちはどのように政治にものを申そうとしてきたのかを概観し、そして今の時代での声の上げ方を考えていく。社会をよくするためには私たちが動かなくてはならない。

ノーベル文学賞に最も近かった日本人“安部公房”を読んでみよう

日本人3人目のノーベル文学賞の受賞は今年もかないませんでしたが、かつて最も受賞に近かった日本人がいました。
それがこの人、安部公房 です。
変化していく社会の中で生きることの不安定さを描く作品は 今でも古びず、私たちの価値観を揺さぶってきます。 はじめに読んでみるなら、これがおすすめ
作家の前にあらわれたのは火星人? 「人間そっくり」  
にやにや笑顔が押し寄せる 戯曲「友達・棒になった男」 
他にも代表作「砂の女」「壁」「方舟さくら丸」など、この不思議な魅力をぜひ味わってみてほしいと思います。すべて文庫の棚(B913-ア)にあります。

四号館図書館より

中学図書館で新着紹介本はありませんが、「号外 現代の名作を読む!」として、読書の秋におすすめの小説とノンフィクションから“現代の名作たち”を紹介しています。
まだ読んだことがない人は、感動間違いなしですのでぜひ読んでみてください。

またニュース紹介図書以外にも
話題の本から、読んでおくべき名作まで、
いろいろあります。
読書の秋をちょっとした機会に、
今まで読んだことがない人は聞いたことのあるような小説から、
小説を多く読んでいる人はノンフィクションなど、
いつもと違った“読む”で世界を広げてみましょう。