第2日 8月21日(木)
2日目は震災からの復興をテーマに、午前中は南三陸町の基幹産業である養殖漁業の現場を見学します。インストラクターである漁師の方から、津波による被害の状況や海産物を育てる喜びや苦労を伺い、そこで働く方々の復興にかける姿に触れることで、人間のたくましさを体感します。午後は大崎市に移動し、復興を支援する方々の取り組みについて考えさせるプログラムが設定されています。海の手(沿岸部)の人と、山の手(内陸部)の人が、協力し合いながら互いの生活を立て直すことを目的とした「海の手山の手ネットワーク」の取り組みから復興支援について学ぶもので、会の設立の趣旨や取り組みの事例や課題などについてお話いただき、生徒は、その具体的な取り組みである「新聞バッグ制作」を体験します。 |
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戸倉漁協の方々にお世話になりました。3艘の船に分かれて、養殖現場へと向かいます。 |
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養殖しているホテテとホヤをいただきました。海水の塩味で食べるおいしさに、大感激!! |
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養殖現場の見学の後に、漁協の方に話を伺いました。震災直後、沖へと船を進めた話。洋上で過ごした数日間。漂流物を避けてなんとか湾へと戻った話。どれも報道では聞くことができない話でした。最後に、生徒には「色々なことにチャレンジをしてみてほしい」との励ましの言葉をいただきました。 |
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昼食は漁港の近くでバーベキュー。とれたてのイカがとにかくおいしい! |
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でも、生徒はやはり”肉”。焼きあがるのを待ち構えて、一斉に取り合います。すさまじい。。。 |
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午後は「新聞バッグ制作」。まず、「海の手山の手ネットワーク」の取り組みの経緯について説明を受け、その後インストラクターの方から作り方を習います。 |
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小一時間かけてバッグが完成しました。初めてにしてはなかなかの出来栄えです。 |
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夕食後は今日一日の研修を振り返ります。
〔生徒の感想より〕新聞バッグ制作を始めたきっかけが、何か被災地のためにしてあげたいということでしたが、自分自身がつらい状況におかれているのにもかかわらず、被災地の人の役に立とうとする気持ちになるということは凄いことだと思いました。
2日目を終えて、震災によって大切なものを奪われた人々がそれぞれのやり方でそれを取り戻していこうとしている様子が見られた。漁師の命である船を失ってもあきらめないその姿勢に感動した。 |
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